おすすめ観葉植物:アンスリウム

アンスリウムの特徴

様々な観葉植物の中でも明るい雰囲気を与えてくれるのが、アンスリウムです。ハート型の大振りな葉(仏炎苞)を持ち、見るからに南国やトロピカルな印象を見るものに与えてくれます。葉の色は、鮮やかな赤色やピンク色、あるいは白色や紫色など多様です。ハート型の葉や美しい色合いをしているため、特にアメリカ・ハワイ州で人気が高く、別名「ハートオブハワイ」とも呼ばれており、バレンタインデーの定番の贈り物としても知られています。

サトイモ科に属するアンスリウムの花期は4月から9月中、ミズバショウのような肉穂花序(にくすいかじょ)が空へ向かって直立し、それを支えるように大振りなハート型の仏炎苞が広がります。世界中に約600種類あると言われるほど多彩ですが、色合いの違いによって雰囲気もガラリと変わるため、インテリアに適した観葉植物として注目されるようになりました。熱帯植物であるため最低生育温度が10℃、理想的な生育環境は18~30℃になっており、草丈や樹高は30~60cmほどに成長します。

アンスリウムの育て方

アンスリウムを楽しむためには、育て方に注意しましょう。耐陰性があるため屋内管理しても構いませんが、必ず直射日光が当たらない場所に置きます。直射日光を過剰に浴びてしまうと葉焼けを起こす原因にあるため、避けるのが基本です。また屋外に置く場合は春から秋まで、気温が15℃ほどになったら屋内に移動させ、レースカーテン越しに日光が当たるようにしておきます。

水やりにもポイントがあります。気温が15℃以上になる春から秋にかけては、土の表面が乾いていたらたっぷりと水をあげます。受皿に水がたくさん出るぐらいにたっぷりと注ぎ、受皿の水は捨ててください。秋から春にかけての寒い時期は、土表面が乾いているのを確認してから2~3日後に水をやります。寒い時期は水分を余り必要としないため、水やり頻度を減らします。市販肥料をやるタイミングは、成長する春から秋までの間であり、頻度は10日1度が目安です。ナメクジやアブラムシなどの害虫が好むため、屋外で管理する季節には、防虫ネットで守ってあげましょう。

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