見落としがち!葉水もしっかりしよう

葉水をした方がいい理由

通常の水やりと同じように、観葉植物の場合葉水をしっかりと行わなくてはなりません。これは観葉植物の場合、根から水を吸収するだけでなく葉からも水分の補給をしているためです。もともと観葉植物は熱帯雨林や湿度が高い地域が原産のことが多く、根よりも葉から水分を吸収する力に優れています。そのためしっかりと湿度を調整することにより、根の部分の乾燥を防止することができるほか、観葉植物についてしまうハダニやうどんこ病といった病害虫を予防することができます。
また観葉植物は形状と質からほこりがつきやすく、このほこりによって光合成がうまくいかないことがあります。光合成がうまくいかないと、成長が鈍くなりやがて茶色く変色をしてきます。葉水をすることによりほこりの層が取り除かれるので光合成がされやすくなり、葉が元気になるほか観葉植物そのものの成長も良くなります。

頻度とやり方

葉水のやり方は霧吹きを使用して行うのが一般的であり、葉だけではく幹の部分にも行います。幹の部分に行うことで観葉植物の周りの湿度が高まるため、熱帯地域の環境のようになり植物が元気になります。
やり方の注意点は常温に戻した水を使用することであり、霧吹きを使用し直接吹きかけます。目安は葉の表面がうっすらと濡れている状態にすることであり、水滴にならないようにします。あまりに多く吹きかけると、水滴がレンズの役割をしてしまい、光を集めて熱を持ち葉が焼けてしまいます。少し少ない程度にとどめるようにするのがポイントです。
タイミングや頻度では乾燥の度合いを見ながら行うのが基本ですが、部屋の湿度が60%以下であると乾燥している可能性が高いため葉水を行うようにします。なお、観葉植物の場合寒さに弱い傾向があるので、夜や寒い日、冬でも気温が低い時には行いません。必ず暖かい朝、もしくは日中に葉水を行うようにします。

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